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リズム


―――時々、無性に…滅茶苦茶になりたい衝動に駆られる。


「―――成歩堂」
窓を見ていた視線を自分へと向き直し、御剣は僕の名前を呼んだ。その双眸が、夜の匂いを含ませている。時々、彼はこんな瞳を僕に見せる。
「何?御剣」
多分僕には彼の言いたいことは分かっている。それでもあえて君に言わせるのは、その唇から聴きたいから。普段は隙のないほどストイックなこの男が、本当はどうしようもなく淫らな生き物だという事を、確認したかったから。
「……しよう、セックス」
迷う事無く君は言った。その瞳は明らかに夜に濡れている。そう時々君は、こんな風になる。普段は僕のほうが強引に君を抱くのに、今君は。
「夢見たの?悪夢」
ソファーに座る君の前に立つと、そのまま見上げてくる瞳を瞼に焼き付けて口付けをした。僕の問いに君が答えないのを分かっているから、唇で聴くことにした。
「…んっ……」
舌で君の上唇を舐める。先程まで自分自身が舐めていたのでそれは、微かに濡れていた。その湿り気を僕は舌で舐め取ると、そのまま下唇へと移動させた。
「…成歩堂っ…んん……」
君の舌が伸ばされて僕のそれに絡みつく。積極的に僕の舌に自らのソレを絡めて、淫らに誘う。性急とも思える口付けが、君の身体に快楽の種を植えた。
「…ん…ふぅ……」
僕の唇に夢中になっている君には、口許を伝う唾液すら気にはならないようだった。ただひたすらに僕の味を求め、そして酔い痴れる。今の君が欲しいのは、それだけだ。
「…ん…はぁっ……」
唇が離れ、耐えきれずに君は僕の胸に身体を預けてきた。その身体を抱きとめて、そのままソファーへと押し倒す。そんな君を見下ろせば、怖いほどに綺麗だった。
「無茶苦茶になりたいの?」
僕の問いに君は小さく頷いた。そう、君は。君は怖い夢を見た後に必ずと言うほど、僕の腕を求める。それが。それが僕に抱かれるようになってから知った、君の唯一の悪夢から逃れる方法だった。


指先で鎖骨のラインを撫で上げて、そのまま指先を辿るように舌を這わせた。その軽い愛撫にすら、君の睫毛が震える。
「…んっ…やぁ……」
鎖骨のラインを辿った指が、そのまま桜色の小さな突起へと辿り着く。それを人指し指と親指で摘み上げ、指の腹で擦り合せた。その刺激に突起がぷくりと立ち上がり、敏感な身体が反応を寄越す。
「…あぁ…ん…はぁっ……」
声を堪える事無く上げて、無意識に指に胸を押しつけてきた。それに答えるように指の動きを強くしながら、もう一方の突起を舌先で突ついた。
「…はふっ…んっ…くふっ……」
君の指先が自分の口許へと持ってゆくと、そのまま噛んだ。たちまちその指は君の零す唾液でねっとりと光る。そんな指を口から外させて、僕はそのまま君の胸の果実へと擦り付けた。
「…んっ…あぁっ……」
君の指を上から抑えつけ、そのまま胸に唾液を擦り付ける。ぎゅっと手を握ってやれば胸に激しい刺激が伝わり、君の口からあられもない声が零れた。
「…やぁっ…成歩堂…はぁっ……」
まるで自分がシテいるような感覚に君は首を左右に振って、拒否をした。けれども僕は許さずに君の手を握ったまま、指を下腹部へと滑らせる。
「―――ああっ!!」
君自身に辿りつくと、そのまま握り締めた。微かに形を変化させているソレに、君の手が触れる。僕の手を通して。
「…ああっ…やだっ…止め…あっ!」
君の手の上から強く握って、激しい刺激を加えた。それだけで君の両脚はがくがくと震えて、喉が仰け反る。その様子を眺めながら、僕は握っている手に力を何度も込めた。
「あぁっ…あぁ…ダメ…止め…でちゃっ……」
「出してもいいよ。出しなよ、君の手のひらに」
「あああんっ!!!」
ぐいっと痛いほどに握り締めた瞬間、ドクンっと音ともに君は自らの手のひらに精液をぶちまけた。



「君のモノだよ、ちゃんとしゃぶるんだ」
君の手を自らの口許に持ってゆかせると、その精液まみれの指を口に含ませた。観念したように君はちろちろと自らの指を舌でしゃぶる。そこにこびり付いた精液を、紅い舌が掬い上げる。それはひどく淫乱で、綺麗だった。
「…んっ…ふぅ……」
「たっぷりと、濡らした?」
「…えっ?……」
君の問いに答える前にその唇を塞いで、再び君の手を取った。そしてそのまま君の最奥へと導くと、その指を中へと突っ込ませる。
「ちゃんと解さないと、君が辛いからね」
「…くっ…ふっ……」
一瞬君の手が引かれたが、僕はしっかりと抑えて離さなかった。やがて諦めたのか…それとも自身が刺激を欲したのか、君は自らの指で蕾を掻き乱した。くちゅくちゅと濡れた音とともに、君の口から細い悲鳴のような声が零れる。
「…ふぅっ…ん…はぁ……」
何時しか僕は君に添えていた手を離した。それでも君の指は止まらなかった。脚を立て腰を浮かせ、ひくひくと蠢く花びらを何度も指で抉る。そのたびに果てたはずの自身も再び勃ち上がり、切なげに震えていた。
「…はぁっ…あ…成歩堂…もうっ……」
指をずぷりと引き抜き、君の手が僕の背中に廻る。そして腰を密着させて、限界まで膨らんだ自身を僕に押し付けてきた。
「…もう…私はっ……」
腰が淫らに蠢く。自身が熱く脈打っている。潤んだ瞳で僕を見上げ、濡れた唇から紅い舌が覗く。自分の全てで僕を誘う淫らな生き物。君がこんな風になることを知っているのは僕だけ。僕だけ、なんだ。
「もう?どうして欲しいの?」
僕だけが、知っている。君の秘密を知っている。ストイックな君の本当の姿を。本当はこんなにも淫らな生き物だという事を。雄を求め腰を振り、女のように声を上げる生き物だと。
「…ほ…しい……」
「―――何が欲しいの?ちゃんと口で言わないと分からないよ」
僕だけのものだ。淫らな君は、本当の君は。僕だけのもの。誰にも、誰にも渡さない。誰にも君を、渡しはしない。
「…君が…欲しい…私の中に―――」
「いいよ、御剣…いっぱい上げるよ…君の中に、ね……」


「あああああっ!!!」


君の細い腰を掴むと、僕は一気に侵入した。ずぶずぶと媚肉を掻き分けながら、奥へ奥へと挿ってゆく。
「…あああっ…!……」
背中にしがみ付く手の力が強くなる。それでも僕は君を貫くのを止めなかった。腰を掴むと、がくがくとその身体を揺さぶる。その刺激に胸の突起が痛いほど張り詰めているのが分かった。それをそのままカプリと歯で、噛んだ。
「…あっ…あっあっ……」
「ちゃんと挿っているよね、君の中に…ほら」
「あああんっ!」
ぐちゃんっと繋がった個所から濡れた音がする。君の内部が僕をぎゅっと締め付ける。このままイキそうになるのを必死で堪えて、僕は腰を動かした。激しいリズムを刻んで君を追い詰める。深く、逃れられない場所へと。
「…なるほ…どうっ…はぁぁっ…あぁぁ……」
「―――出すよ、御剣。君の中に」
「…あっ…あぁ……ああああっ!!!」
君の返答を待つ前に僕は一番深い場所まで抉ると、そのまま大量の精液を君の中へと注ぎ込んだ。



誰にも渡さない。誰にも君を、渡しはしない。
ずっと捜していた。ずっと求めていた。ずっとずっと。
君だけを捜し、君だけを求め。そして。
そしてやっとこの手に入れたもの。誰にも、誰にも渡さない。


―――ずっと君だけを思っていたんだよ…御剣……



「…成歩堂……」
荒い息のまま僕に抱きつく君。
「ああ、まだ足りないの?」
濡れた瞳のまま、火照った身体のまま。
「…私…は……」
僕に身体を押し付けてくる君が。
「いいよ分かっている…僕の前では隠さなくていいよ」
愛しくて、愛しくて、愛しているんだ。




君のこの衝動を、知っているのは僕だけで。そして満たしてやれるのも…僕だけだ。


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