Dry Flower
―――君が誰を想っているか、知っていても……。
欲しかった、どうしても君が欲しかった。君だけが、欲しかった。
初めて見た時から、手に入れたくて。初めて見た時から…どうしようもなく。
どうしようもなく、欲しくて。欲しかった、から。
…君だけが、どうしようもなく…欲しかったんだ……。
驚きに見開かれた瞳を瞼の裏に閉じ込めながら、そのまま貪るように口付けた。逃げ惑う舌を強引に絡め、そのまま深く貪った。逃れられないように顎に手を掛けて、口を開かせ、吐息の全てを奪う。その激しさに腕の中の、君の身体がびくんっと震えた。
「…止め…っユーリル様っ……」
やっとの事で唇を開放すれば、零れる吐息はひどく甘く。濡れた紅い唇は僕を誘っているようだった。そのまま。そのまま食らい尽くしたくなるほどに。
「―――好きだよ、クリフト…ずっと……」
唇から零れる唾液を指で掬い上げながら、全ての想いを込めていった。君がそれを拒絶するのを分かっていながら。分かっていながら、想いを告げた。
「…ユーリル様…私は……」
聖職者だから…と言いかけた唇を僕は再び塞いだ。そんな言葉を聴きたい訳じゃない。そして君はそんな言葉を僕に告げるよりももっと。もっと本当の事を口にしなければいけない。そう、本当の想い。
―――あのお姫様への…想い……。
君が誰を見ているか。君が誰を想っているか。君が誰を愛しているか、僕は分かっている。分かっているよ。だからそれを僕に告げてくれ。君の想いを告げてくれ。そうしなければ、僕は。僕は君をこのまま。このまま――――
パサリと乾いた音とともに、君の身体をベッドの上に沈める。そのまま上から覆い被さり、その身体を組み敷いた。逃れようとする両手を掴みそのまま頭上に掲げると、再び強引に唇を塞いだ。
「…んっ…んんんっ!」
抵抗を止めるように何度も角度を変えながら唇を貪りそのまま衣服を剥ぎ取った。ビリリと引き裂かれる音がひどく無残に耳に響く。それでも、止められなかった。内側から湧き上がる漆黒の欲望が僕を包み込み、色素の薄い肌を貪る事を止められなかった。
「…んっ…はぁっ…やっ!」
胸の果実に指を這わせ、そのままぎゅっと摘み上げた。その瞬間ビクンッと肢体が震え、それが逆に僕の加虐心を煽った。
このまま怯える君を食らい尽くして、僕だけのものにしたいと。
「…止めっ…ユーリル様…止めてください…こんなっ…あぁっ……」
嫌々と首を振りながら抵抗しても、それは微弱なものでしかなかった。普段快楽を与えられた事も自ら行った事もないであろう身体は、未知なる刺激に陥落するだけで。ただ堕ちてゆくだけで。
「…やめ…あぁっ…そこはっ…はぁぁっ……」
指でぎゅっと摘みながら空いている方の突起を口に含んだ。かりりと歯を立てれば、それだけで白い肌は朱に染まる。それがひどく。ひどく、綺麗だった。
「―――嫌だと言っている割には…」
耳元で囁くように告げながら、胸に触れていた指をゆっくりと下腹部へと滑らす。そしてそのまま偶然に辿り着いたとでも言うように、君の自身に触れて。
「あっ!」
触れて、そのまま手のひらで包み込む。微かに形を変化させ、熱くなり始めたソレを。
「…ココはこんなになってるよ」
「…ち、違っ…ああんっ!」
感じる個所を探り当て性急にソコを攻めたてた。思考すら奪うように、快楽だけに溺れるように。何もかも、考えられなくなるように。
―――この行為の意味ですら、考えられなくなってしまうように。
君が欲しかった。初めて見た時から、欲しかった。
ずっとずっと、欲しかった。けれども。
けれども君の瞳には彼女以外映っていない。
他の誰も映っていない。だから僕は。僕はその瞳を。
その瞳を僕に向けさせたかった。ほんの一瞬でいい。
一瞬でいいから、僕に。僕だけに。
…僕だけを…見て、欲しかった……
「―――あああんっ!!」
喉を仰け反らせて激しく喘いだ瞬間、僕の手のひらに君の欲望が注ぎ込まれた。その濡れた手をそのまま僕は君の秘所へと突っ込んだ。
「…くぅっ……」
異物など埋められたことのない場所は、それを排除しようと入り口をぎゅっと締め付ける。けれどもそれこそが逆効果でしかなかったが。
「…止め…痛っ…あ……」
それでもゆっくりと入り口をなぞりながら、指を捏ね繰り回す。そうする事で媚肉が緩んだ隙に一気に奥まで指を侵入させる。指に付いた精液を内壁に擦り付けながら、中を開いていった。
「…はぁぁっ…痛…やぁっ……」
次第に艶めいてくる声を増徴させるように、前に再び手を掛ける。一度果てて刺激に敏感になっているソレは、すぐに震えながら立ち上がった。どくどくと脈を打ちながら。
前立腺を何度も刺激しながら、中の指の本数を増やしてゆく。その刺激に零れる声は甘く、濡れていった。まるでそれは、自分を誘っているかのようで。
「―――クリフト…好きだよ…君が…君だけが……」
「…あっ……」
たっぷりと濡らした秘所から指を引き抜く。そのまま硬くなった自身を押し当てた。その瞬間腕の中の身体が恐怖の為に震える。それでももう。もう自分はこの行為を止めることは出来なかった。止められ、なかった。
「好きだよ、クリフト」
そのままひとつ口付けると、強引に中へと自身を挿入させた。
君が否定しないから。君が本当の気持ちを告げないから。
君が嘘をつくから。だから、もう。もう僕は止めないよ。
想いを止めない、気持ちを止めない。君が欲しいから。
―――君だけが、欲しいから……
「ひああああっ!!!」
指とは比べ物にならない圧倒的な硬さと巨きさに、形良い眉が苦痛に歪む。それでも僕は止めなかった。汗ばむ前髪を掻き上げ、額に口付けながら身を進めてゆく。
「…あああっ…痛い…あああ……」
引き裂かれた個所からどろりと生暖かい血が零れて来る。皮肉にもそれが潤滑油となって、行為をスムーズに進めた。ずぶずぶと濡れた音を立てながら、僕のソレは君の中へと飲み込まれていった。
「…あぁぁ…痛い…あぁぁ……」
口では痛いと告げながらも君の分身は硬く熱くなっている。痛みとともに君の身体が快楽を感じ始めている証だった。それを煽るように前に手を伸ばしながら、僕は腰を揺すった。
「…あああっ…ああんっ!」
がくがくと揺さぶられるたびに悲鳴のような声が零れる。けれどもそれ以上に君自身の熱さが僕の皮膚から、粘膜から伝わってきて。伝わって、来るから。
「―――クリフト…好きだよ…だから……」
好きだよ、君が。君だけが、好きだよ。君が誰を見てても。君が誰を想っていても。僕は君が、好きなんだ。君だけが、好きなんだ。
「…だから瞳…開けて…僕を、見て……」
「あああああっ!!!」
最奥まで一気に貫いた瞬間…その瞬間君の瞼が開かれて。開かれて、僕を見つめて。見つめ、て。そして。そして僕はその身体に熱い本流を注ぎ込んだ……。
好きだよ、君だけが好き。君だけが欲しい。ずっと欲しかった。
だから本当の気持ちを。本当の気持ちを見せて欲しかったのに。
その気持ちが僕を押し留める最期の手段だったのに。
でも君は、告げない。ただひとつの想いを、告げない。
だからもう僕は。僕は止められないよ。
止められないよ、君が欲しいから。君だけが欲しいから。
だから僕だけのものにする。僕だけの、ものに。
―――僕だけの君に……
「…好きだよ…クリフト……」
意識のない君の髪にそっと口付けて。
「…僕だけの…ものだ……」
口付けて、そして抱きしめる。
次の瞬間君が瞳を開いた時に…もう僕から逃れられないように、と。
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