スキ★スキ



大好きだから。凄く大好きだから。
だから何時も一緒にいたいの。だから、何時も。
何時もこうやって、抱き合っていたいの。

―――好きだからいっぱい好きだって、言いたいの。


「レスター、えっちしよ〜」
大きな瞳が楽しそうに俺を見上げてくる。その誘いは俺としては嬉しいのだが…もうちょっと色っぽく…とお前に願うのはムダだだろうか?
「えっちってパティ…お前女なんだからもうちょっと恥じらいってモノがねーのかよ」
「恥らって頬染めるアタシがレスターは好きなの?」
「あ、いやー俺は元気なお前が好きなんだけど…」
「だったらイイじゃん。ね、えっちしよ、レスター」
ぎゅっと俺の首にしがみ付いて、だだっこのようにねだるお前。子供みたいでおかしったけど。けど俺はそんなお前に惚れちまっているからなぁ。
「はいはい、愛しのパティー様」
「わーいレスター大好きっ!」
やっぱりこう言う時は…惚れた方が負けなんだよなぁ。


自分に嘘は付きたくないから。
何時もちゃんと想っている事は言いたいから。
だから言うの。何時も何時も何時も。
何時も大好きだって。レスターが大好きだって。

子供っぽい?でも、いいよね。
それがアタシなんだから。
それがアタシなんだもん。
そんなアタシを好きになって欲しいから。


「…あんっ…レスター……」
手のひらにすっぽりと収まるお前の胸が俺はお気に入りだった。確かにちょっと小せーけど、形はイイし。それに俺がこうやって揉んでやって大きくなればいい訳だし。
「…あぁんっ…はぁっん……」
服の上からわざと強く揉んでやった。するとみるみるうちに胸の突起がぷくりと立ち上がる。それを布越しに摘んでやった。ぎゅっと摘んでやれば、背中に廻した腕の力が強くなる。お前はこうやってちょっと乱暴にされる方が、燃えるんだよな。
「…やんっ…レスター…痛いよぉ…あんっ」
「嘘ばかり言うなよ。こうされるの好きなんだろう?」
「…あんっ…もぉ…レスターのバカ…はぁ……」
「全然嫌がってねーくせによ。ほら」
「ああんっ!」
上着を剥ぎとって、じかに胸に触れた。鷲掴みにして、突起を噛んだ。紅くなる程に噛んでやれば、びくんっと腕の中の身体が跳ねる。
「イイ声出しているのはどの口だよ?」
「…もぉ…バカバカ…もっとムードある事言いなさいよぉ」
「だったらもっと色っぽい事言いなよ」
「バカ、バカバカ、もー最低男っ」
「その最低男に惚れたのは何処のどいつだよ?」
「…むぅ…もうっ…あんっ!」
綺麗なピンク色の突起をしゃぶってやった。うるさい口を黙らせる為に。それはすぐに口から零れるのは甘い息に変わっていった。
「…ああ…ん…あぁ…イイ…イイよぉ…レスター……」
舌で転がしながら、俺はお前の身体に指を滑らせた。お前の感じる個所を重点的に攻め立てる。少し乱暴にしながら。そうする事が一番お前が感じると分かっているから。
「イイか?」
「…うんっ…イイよぉ…もっとぉ…もっとぉ……」
快楽に忠実なお前は正直に俺を求めてくる。それが何よりも嬉しかった。確かに慎ましやかに恥らう女も悪くないけど…俺はこうして正直に求めてくれる方が嬉しかった。嬉しくて、そして愛しかった。
「じゃあこっちの口にも聴いてみるか?」
「あああんっ!」
偶然にも辿り着いたとでも言うように、俺はお前の蕾に触れた。そこはしっとりと蜜を零し始めていた。
「こっちの口もイイって言っているみたいだな?」
「…うん…イイ…イイよぉ…気持ちイイよぉ…」
ひくひくと震えながら淫らに指を呑みこむソコは、充分女だった。どんなに子供っぽくでも無邪気でも身体は女だった。とろとろと蜜を分泌させながら花びらは蠢く。俺は中をぐいぐいと掻き乱しながら、もう一本の指を後ろに忍ばせた。
「はぁんっ!!」
前を攻め立てながら、後ろの穴もいたぶる。両の器官を攻め立てられてお前は耐えきれずに俺の髪を掴むときつく引っ張った。でも俺は指の動きを止めなかった。こうされる事をお前が何よりも望んでいるのは、その表情と声で分かるから。
「…あぁぁんっ…あん…やぁ…ん…苦しいよぉ……」
「苦しいだけか?」
「…苦しいよぉ…ふたつとも…入ってるぅ…パティの中に…入ってるぅっ……」
内壁を挟みながら中が抉られる。まるで媚肉を突き破って触れそうな指達に、お前は耐えきれず口許から唾液を零した。
「…あぁんっ…あん…あんっ…レスター……」
「―――もっと、欲しいか?それとも違うものが欲しいか?」
「…レスターのが…欲しいよぉ…レスターの大きいのが…欲しい…」
「俺のが欲しいか?」
「…ちょおだい…いっぱいいっぱい…パティにちょおだい…」
「分かったよ、パティ…好きだぜ」
耳元でひとつ囁いて、俺は一気にお前の中に挿入した。ずぶずぶと音を立てながら、俺の分身は媚肉を掻き分けてゆく。
「ああああっ!!ああっ!!」
「クッ…相変わらずキツイな…」
「…あああんっ…あぁ…あ…熱い…熱い……」
「熱いだけか?」
「…あつい…よぉ…あつくて…溶けちゃうよぉ…あぁ…ん……」
「じゃあ溶けちまいな、ほらっ」
ぱんぱんと俺は激しく腰を打ち付けた。締め付ける内壁を強引に引き裂いて、子宮にまで届くように激しく貫いた。
「ああんっああああっ…ああぁぁっ!!」
「イイか?パティ」
「…ああんっ…イイ…イイよぉ…いっぱい…いっぱい…レスターが…はいってるぅ……」
「…俺もイイぜ…パティ……」
「あああ…ん…あぁ…ん…あふれちゃう…あふれちゃうよぉ……」
「出すぜ、パティ」
「あああああああああっ!!!!」
―――どくどくと音を立てながら、俺はお前の中に欲望を吐き出した……。


抱き合ってる時が、一番好き。
だってひとつになってると感じられるから。
一緒だって一番感じられるから。
だからこうしている時が、一番好き。


「…あぁ…ん…レスター…もっとぉ…」
「ったくしょうがねーな…でも…」

「でもそんなお前に俺はどうしようもねーほどに惚れているんだかんな」


だからね、いっぱい。いっぱい抱きしめて。
いっぱいいっぱい、好きだって言って。
溢れるくらい。アタシから溢れるくらい。



―――誰よりも、大好きだから。