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ずっと、一緒だったから。
生まれてから、ずっと。
ずっとずっと一緒で。これから先も。
これから先も一緒にいられると、そう。
そう思っていた、から。

…水底に眠る小さな魚達のように、ずっと一緒にいられたならば……


「もーっスカサハのバカバカっ!!」
顔面に枕が飛んできたかと思ったら、ぽかぽかと拳で胸を何度も叩かれた。幾ら女の子とはいえラクチェの力は相当なモノだから…当然スカサハも痛い思いをしたりする。
「…ラクチェ…一体どうし…わっ!」
がばっと飛び付かれてそのままスカサハの身体は腰掛けていたベッドの上へと押し倒された。ふわりとシーツの感触が頬に当たった。ちょっとひんやりとして気持ち良かった。
「どーして哀しんでくれないのよー大事な双子の妹が嫁に行くって言うのに…」
「哀しむも何も…シャナン様なら俺も安心出来ると思って喜んで…わーーっ!!」
不幸にもスカサハの言葉は最期までちゃくと言わせて貰えなかった。再び枕でボカボカと顔を殴られたので。優しいと言うか勝てないと言うか…決してスカサハはラクチェに反撃する事はなかったけれど。
「もうもうもうもうっ!!淋しくないのっ?!淋しくないのっ?!!ずっとずっと一緒にいたんだよ」
「淋しくないと言ったら嘘になるけど…でもほっとしたよ。ラクチェは男勝りだからちゃーんとお嫁さんになれ…わっ止めろってっ!」
「むー私女だもん。ちゃんとした女の子なんだよっ!ほらっ」
ガバっと音がしたかと思うと、突然ラクチェが服を脱ぐ始めた。その余りの脱ぎっぷりのよさに、スカサハが呆然としてしまう程に。
「ラ、ラクチェ…服着ろって…その……」
下着を着けていなかったらしく、豊満な胸がスカサハの前に惜しげも無く晒される。ちょっとびっくりした。そりゃーお風呂に一緒に入ったのはほんの小さな子供の頃でしかなかったけど、こんなに発育していたとはちょっとビックリだった。
「やーだっスカサハにちゃんと女の子だって認めて貰うまでは」
スカサハの上に馬乗りになって、顔を近づけるとそのままキスされた。避けようとする前に唇を塞がれ、固定されてしまう。そうしているうちに舌が忍び込んできて、逃げる前に絡め取られてしまった。
「…んっ…んんんっ…ふぅ……」
積極的にラクチェはスカサハの唇の中を犯してゆく。口の中に酒臭さが広がった。どうも大量にラクチェはお酒を飲んだらしい。そんなんでこんなになっているのだろうか?けれどもお酒のほうはからっきしのスカサハには、それだけで動きが鈍くなってしまう。
「…止め…ラク…ん……」
「…ふぅん…んん…んんん……」
ぴちゃぴちゃと濡れた音がする。布越しとは言えラクチェの柔らかい胸が押し当てられる。それが次第にスカサハの意識を変なモノへと変えてゆく。
「…もぅ…キス…ヘタなんだからぁ…シャナン様はもっと上手いよ」
唇が離れてラクチェが真っ先に言った言葉だった。けれどもラクチェはスカサハの返答など待たずに、どんどん行動を進めてゆく。呆然とするスカサハの上着を脱がすと、そのまま乳首に吸い付いた。
「わっラクチェ…止めっ……」
「ふふ、スカサハ可愛い」
ぺろぺろと紅い舌が胸の突起を舐める。その間にもラクチェは自らの手で、自分の胸を揉み始めた。
「…あぁっん…ふぅん…」
「や、止めろ…ラク…あっ……」
乳首を何度も舐めながら、自分の胸を激しく揉む。尖った乳首を指で抓りながら、どんどんのぼりつめてゆく。
「――あっラクチェっ!!」
一端ラクチェの身体が離れたと思ったら方向を変えて下着を脱ぎ捨てた。スカサハの顔の前にラクチェの剥き出しの秘所が暴かれる。黒い叢の中からピンク色の媚肉が、覗いている。
「舐めてよ、スカサハ…私も舐めてあげるから」
「―――っ!」
ズボンを脱がされスカサハ自身がラクチェの手によって外界に出される。震えながら立ち上がろうとするソレの先端にラクチェはキスをする。
「…ね、スカサハの舐めてあげるから…ここ…舐めてよぉ……」
脚を広げて、スカサハの口許にソコを近づける。ひくひくと切なげに震える媚肉は微かに蜜を零し始めていた。
「…ねぇ…舐めて……」
その間にもラクチェの手は淫らにスカサハのそれを弄っている。形をなぞりながら、先端のくぼみに指を這わせる。そのたびにどくどくとスカサハのそれは脈打ち熱くなってゆく。
「…ねぇ…ああんっ!」
とろりとスカサハの口に愛液が零れて、そして。そして限界になってきたスカサハは言われた通りに、ラクチェのそこに舌を這わした。
「…ああんっ…あん…ぁ…イイ…っ…ああ……」
生暖かい舌がラクチェの中を掻き分けてくる。零れて来る蜜を吸い上げながら。慣れていない舌は何時もと違う感覚をラクチェに与えた。それが堪らなく…堪らなく、イイ…。
「…あああっ…あん…ああんっ……」
何時しかラクチェは無意識腰を振っていた。とろとろと蜜を零しながら。手にはスカサハのそれを掴みながら。
「…はむぅ…ふむ…んんんんっ……」
掴んでいたソレを口に含み、美味しそうに舐めた。ペロペロとアイスキャンディーを舐めるように。喉の奥までソレを咥え込むそして。
「―――あああんっ!!」
ドピュッと音がしてスカサハのそこから白い液体が放たれる。それがラクチェの顔面に掛かって、ぽたりぽたりと身体に落ちていった。
そしてそれと同時にラクチェの秘所からは大量の愛液が分泌した。


ずっと一緒にいたかった。
だって生まれる前から一緒だったんだよ。
ずっと一緒だったんだよ。
でもね、でも私達大人にならないといけないから。
だからずっと一緒にはいられないの。


「――――っ!!」
「―――あああああっ!!!」
ズズズと音がして、ラクチェのソコがスカサハ自身を飲み込んでゆく。上から腰を落とす度にずぶずぶと音がしてソレが埋まってゆくのが分かった。
「…あああんっ…あんっ…スカサハが…いっぱい……」
ぐちゅんっと音を立てて、スカサハのそれを全て飲み込むとラクチェは一端動きを止めた。けれどもその中の存在がまた大きくなってゆくのを感じると、今度は腰を激しく上下に振り始めた。
「…ああああっ…ああんっ…いっぱい…いっぱい…入ってるぅ…あぁ……」
「…ラクチェ…ダメだ…あぁ……」
「熱いよぉ…いっぱい入ってて…熱い…ああああんっ……」
「…もぉ…ダメだ……」
「ああああああっ!!!!」
どくんどくんとラクチェの中に液体が注ぎ込まれる。それを貪欲なラクチェの身体は全て受け止めた。


本当は一番大好きだよ。
大事な兄だもん。大事な半身なんだもん。
一番、一番、大好きなんだよ。


「…結婚して…離れ離れになっても……」
「…ラクチェ……」
「絶対に…忘れたりしないでね……」


ぽたりと頬に落ちた涙は快楽の為だったのか、それとも?



…けれどもそれを、スカサハは…答える事は出来なかった………